After COVID-19の世界

COVID-19収束時期について思うこと

博士
博士
備忘録

2020/03/31現在の状況

イタリア、スペインの新規患者数がピークアウトしつつある状況です。一方、アメリカは新規感染者数、新規死亡者数ともに増加し続けており、先行き不安が強い。
日本でも、都市封鎖の瀬戸際。

暖かくなると収束するのか?

個人的な関心事項としては、
・高温多湿な日本の梅雨から夏にかけて感染が収束するのか?
という問題。これは、タイ、フィリピンなどでも感染者が増えており、期待がうすい印象。
ただ、「気温が高くなると重症化しにくい、感染力が少し弱まる」という可能性はあるかもしれない。

北半球の夏は南半球の冬

そして、仮に日本が夏のシーズンに、COVID-19感染が少し収束したとしても、南半球の国々では、COVID-19が猛威をふるい続ける可能性が非常に高いです。
つまり、「気温が高くても感染の収束が得られない」、「北半球と南半球で交互にウィルスが流行する可能性」を考えると、正直1年中警戒が必要な状態が続く見込みが高い。

収束時期は?

短く見積もっても数年単位。その間にワクチンが開発されたら収束の見通しがたつかも。

オリンピック

2020年開催のオリンピックが1年延期されることが決定しましたが、個人的な予想では、2021年のオリンピックも実施はできないと思っています。上述したとおり、高温多湿にもある程度の耐性のあるウイルスでありますし、かりに日本で流行が抑制できていたとしても、南半球(冬)からの選手団を受け入れることは難しいでしょう。オリンピック開催期間中に、選手村でクラスター感染を生じる可能性もあります。

日本経済について

COVID-19感染が広がる前から、日本のETF(上場投資信託)、つまり日本の株式を日本円を刷り続けて買いざさえしつづけています。

日銀がお金を自ら刷り、日本の株を購入し続けて、なんとか日本株の下落を防いでいる状態。
素人考えでも、「日銀の自作自演」で、日本の株価がなんとか大暴落せずに維持できているのかなと思ったりします。
本当は、かなり株価が下落しているのを、日銀がお金を刷り続けて維持している様子は、日本株価はぶくぶくに水ぶくれした状態ではないかなと。

日本も、アメリカも株価を支えるため、そして企業の倒産を防ぐために金融緩和(お金を刷り続けること)をしているのは明らかですね。

日本経済の実情については、正直、今後さらに悪化。倒産する企業も2〜3年スパンでどんどんでてくるのではないか。

外出制限、都市封鎖が日常になる時代

現時点で、アメリカ、ヨーロッパ、その他の国々で、「COVID-19が流行したら、躊躇なく外出制限の呼びかけ。ダメなら都市封鎖」がスタンダードになりつつあります。
今後は、大都市を中心にして、COVID-19感染者数を1年通じて定点観測して、感染者数が増加する傾向が少しでも見られたら、即座に外出制限。
感染者が増えた国に対しては、出入国禁止。もしくは帰国時に2週間の自宅隔離。

海外旅行もこれから数年は実質不可能になるのではないでしょうか。
仮に海外に1週間旅行できたとしても、その訪問国でCOVID-19感染者が急増した場合、「日本に帰国後2週間自宅隔離」を指示される可能性が残ります。
そのようなリスクをとって、個人で海外旅行に行ける人は、かなり少ないでしょう。

壊滅的なダメージを負う業界

・航空
・ホテル(宿泊者だけでなく、結婚披露宴や大宴会場含めて)
・飲食店、Bar
・コンサート会場
・スポーツ競技会場
ざっと考えても、上記に関しては今後数年は絶望的。
楽観的に考えても、秋から冬にかけては、COVID-19感染者数が少しでも増えると、外出制限が発令されることが予想されるので、今年の3月のような状況が続きます。

広い意味での娯楽(エンターテイメント)である、旅行(国内、海外)、スポーツ観戦、コンサート参加、飲食店やBARの運営が大打撃。
お金を使う場所がなくなりますし、そのような仕事に就いていた人の多くは、別の仕事を探すことになるのかもしれません。