医師の新しい働き方

労働力以外にお金と交換できるものを探す

医師の給料を担保するものは労働力

働いてお金を稼ぐ
すべての医者は、ここからスタートします

研修医の頃に比べて給料が上がった!
はじめてボーナスをもらった

など。給料が上がったり、時に下がったりします。
そうすると、
「もっと頑張って働いて出世して給料が上がるように努力しよう」
と考えますね。

でも、実は
・頑張って長時間働いても
・専門医を取得して、高度な医療技術をみにつけても
・出世しても
それほど給料は上がりません。
かりに少し上がったとしても、基本的には給与所得が増えても税金として回収されてしまうので、
思ったほど可処分所得は増えないでしょう。

でも、なぜ、頑張って働いて、高度な医療技術をみにつけて、出世しても給料はあがらないのでしょうか?
一つの理由は
・給料というのは、労働力再生産にかかる最低限の必要コスト
として規定されているからです。
つまり、元気に出勤して、金曜日の夕方にくたくたになって、土日にしっかり急速をとって、フル充電の状態で月曜日に出勤する。
そのためにかかる、衣食住にかかるコストが給料として支給されているからです。

ですから、何も考えずに生活していると、給料というのはほとんど手元に残らないような構造になっています。
「頑張って働いて、高度な医療技術をみにつけて、出世しても」労働力再生産にかかるお金って、あまり増えないんですよ。
これがひとつの理由

もう一つの理由が
・この国の医療を担保しているのは、「医師の給料が定額制であること」
ここは、必ず理解しておきましょう。
下記の音声コンテンツおすすめです

医師の働きに見合った給料を支給しないことが、この国の医療をギリギリ担保している
僕は、○○先生より、手術の売上が2倍あるので、給料を2倍ください
これを、認めてしまうと、日本の医療は今の形では持続させることができないのです。
だから、日本の保険医療制度の中で働く医師は
「頑張って働いて、高度な医療技術をみにつけて、出世しても」給料は変わらないという大原則は理解しておきましょう。

でも、給料が上がらないなら、頑張って働くのは意味がない。
という文脈ではありませんよ。
頑張って働いて、難易度の高い医療行為をして、患者さんをたくさん治す。
これこそ、医師が人生をかけて取り組むべき意味のある仕事ですから。
まあ、それがお金(給料)に反映されないことは、目をつぶるしかないです笑 そういう仕組ですから。

労働力がなくなったらどうするの?

冒頭で、医師は働いてお金を稼ぐというキャリアで職業人生をスタートする
とかきました。

医師ほど収入が安定している職業は少ないでしょう。
働き続ける限り、安定した給料が約束されています
(厳密にいうと、今後働き方改革と、人口減少にともなって、医師の給料の中間値は下がるとおもいますが)

でも、これは、「死ぬ直前まで働くのですか?」
という質問にも置き換えられます。
60歳で定年退職して、90歳まで公的年金と自分の貯金で生活できるのか?
という課題があるためです。
これは、勤務医も開業医も同じです。

そこで、私自身は、
一通り、医師として働くうえで必要な技術を習得したら
・自分の労働力を投入しなくても、お金をえるための方法(ビジネスモデル)について、勉強したり、経験したりすることが重要だと
考えるようになりました。

世の中には「自分の労働力を提供しなくてもお金を稼ぐ方法」というのがたくさんあります。

例えば、父から収益不動産ビルを3棟もらったから、医師として働かなくても不動産収入があるんだよね。
という研修医がいるかもしれませんね。

少し脱線しますが、「自分の労働力を提供しなくてもお金を稼ぐ方法」はたくさんありますが、
情報教材などで語られているものは、詐欺にちかいものがたくさんあるので注意が必要です。
あと、レバレッジをかけた金融資産投資も、ひとつ間違うとお金を失ってしまうリスクがあります。

不動産投資というのは、昔から資産形成の王道とされていて、
正しい方法をしっかり自分で勉強して、不動産の目利きができるようになり、
適切なリスク(借金)がとれるようになれば
手堅い資産形成の手段になりえます。

医師として安定した給料を得ながら、
・適切なリスク管理の上で、労働力を投入しなくてもお金を生む仕組み(ビジネスモデル)
をつくる練習をしておくことが、人生の後半を楽しく生きるコツかなと感じています。

そのようなビジネスモデルから得た収入の割合が、2% 5% 10% 20%と増えていくのが理想ですね。

勤め人プラスαはきつい

勤め人以外の収入基盤(アルバイト除く)をαとしましょう
将来の目標は
α + 勤め人です。
αの部分が収入の柱になっている状態。
具体的に言うと、αが所得全体に占める割合が50%を超えたあたりでしょうか。
こうなると、医師の仕事は道楽にちかいものになるでしょう。
医師という職業の成り立ちを考えると、医業というのは、本来道楽としてやるべきものなのかもしれません。
そこで、お金絵儲けを目的にするというよりも、困っている人を助けるために手助けする。

でも、α + 勤め人というゴールに到達するまでは
勤め人プラスαというステージを続けないといけません。
ここがキツイ笑

労働者というのは、夕方、週末にクタクタになっていることが前提の職業です。
少なくとも雇用主にとっては、労働者には、クタクタになるまで働いてもらって、それを回復するための経費として給料を支払っているのが前提です。
ですから、勤め人をしながら、いままで未体験のαという収入基盤(アルバイト除く)を作ることは、体力、気力の限界を超える作業です。
仕事が終わってから、不動産の本を読んだり、アフィリエイトの記事を書いたり。
結構たいへんです。
私自身、今比較的大きなビジネスモデルを作る作業をしていて、ブログ記事を書く気力が残っていないんですよね笑
でも、このブログを見て勉強になったと言われることもあり、細々と続けていこうと思っています!

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