空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?(日記)

フランケンラジオセレクション やさぱす先生編

博士
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本日は、先日のOden先生に引き続き、やさぱす先生のセレクションです。
フランケンラジオセレクション Oden先生編 5位 第74話:人の魅力と外面という話  外面的な魅力、特に「若さ」ベースの魅力にステータスを全振りしている女の子...

5位 第114話 ヨーグルト密造

* 大麻密造が摘発されたニュースを見たよ、から始まる酸っぱい思い出のエピソード。賢い人は昔から賢いんだなぁと思わされるけど、小学生くらいだと賢さのベクトルの向きが間違ってて大笑いさせられる。学校中にゴミを置いて回り数日回収されない箇所を探し、自らが天井裏の工場長となって脱法ヨーグルトを製造するフランケンさんと友人のアンドレイ。ヨーグルトは甘みが無いと美味しくないという素晴らしい知見も得られたが、当局の容赦ないガサ入れによって営業開始数日で閉鎖に追い込まれる密造所。摘発の瞬間の緊迫した雰囲気が目に浮かぶよう。薄着で最後の抵抗をするが,あえなくおロープ。
* 気になる脱法ヨーグルトの品質はお察しで自ら罰を受けるという完璧なオチ。こんな同級生居たら楽しかっただろうなぁ、アンドレイになりたかった。

4位 第153話 仕事の選び方?

* 「便器にはクソしか流さない」「10年詰まらなかったから敬意を表して明日からこの便器でスープを飲もうなんて事は絶対にありえない」「立派な便器としての信用を積み上げている」「クソ溜めとしての信用をコツコツ溜めても別の何かに変化したりしない」など名言だらけのエピソード。ここではちょっと違うけど「右手にゴミ、左手にクソ」が生まれたのもこのエピソード。
* 全ての言葉があまりにも真理過ぎてぐうの音も出ない。汚い言葉を話してる時のフランケンさんの生き生きしてる感じが1番伝わる、鍵付きの136話の次に。

博士
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便器ネタ、そして右手にゴミ、左手にクソは、あまりにも有名なフレーズですね。

3位 第100話 「時間を大切にする」という言葉の意味

* 唯一の動画コンテンツ。普段は音声だからと敬遠している人がいたらマジでお勧めなので見て欲しい。フランケンさんの音声は素晴らしいが、動画も尋常ではない。というより、心を揺さぶる度で言えば動画の方が数段上。
* フランケンさんが吐く毒の背景にある狂おしいほどの切実さが痛いほど伝わってくる。見ている自分の心臓もキリキリと悲鳴をあげる。いや、悲鳴をあげているうちが華なのだと気付かせられる話なのだ。寂しい音楽が今にも終わりそうな人生を象徴しているようでとても辛い…。

博士
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ちなみに、動画コンテンツに関しては、フランケンラジオ水族館編という謎のコンテンツがあったりもします

2位 第89話 勝手に時差が直る時計

* 最初は時計の選び方の話だが,途中から高性能な時計の話へ移る。フランケンさんの持っている時計は高度な仕掛けがあるとは思えないのに、日本に戻ってくると何故か時差や日付が勝手に直るという素晴らしい時計とのこと。この時計めっちゃ良いんだよねー仕組みは分からないんだけど、と勢い余って知り合い達にもお勧めしちゃうフランケンさん。
* ある事件を切っ掛けにその仕組みが判明する。高性能だと思っていた時計は、実はめっっっちゃアナログだったのだ。しかも何とも言えない暖かさも発揮してくる隅に置けない時計。
* 仕組みが分かった後に時計の自慢をしてた人達になんて説明したのかが気になる。同じ時計買ったのに僕のは時差が直らないんですよねーなんて言ってた人もいたんじゃないかなと思うとニヤけちゃう。実はですね…とタネを恥ずかしそうに明かすフランケンさんも見てみたい。
* 優しい版の井戸コピペみたいだし、文句やうんちくと見せかけた惚気が聞いてて楽しいお話。
* http://poraz.jugem.jp/?eid=2#gsc.tab=0

博士
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これは、私もトップ5に入れたい作品ですね〜

1位 第20話 乾電池

* 子供と喧嘩したという話から始まるゆるーいお話…と思いきや、心を容赦なくぶん殴ってくるフランケンさん。トラウマになるレベル。200話を超えた今では凄い速さで話している話が多いが、この頃はまだゆっくり喋っているのが怖い。ぶん殴ってくるって書いたけど,どちらかというと腹にドスをゆっくり刺されてグリグリされてるような鋭いのに鈍い痛みを感じさせられる。労働者は乾電池であり、所詮使い捨て。厳密には使い捨てじゃなくてエネループみたいな充電式の乾電池みたいなもので、適当なソケットに適当な乾電池が当てはめられているだけ。どんな環境でも一定の電圧を出せることだけが求められている。
* 大卒である事や、それがブランド力のある大学である事、留年してない事、病欠が少ない事などは全て品質が保証された電池である事を示していると言っているのだ。あまりにも衝撃的だった。そうか、自分には何か他の人には無い価値があるはずで面接などではそれを評価されたんだと思っていたが、自分の本当の価値は小学校から高校まで骨折での入院以外で休んだことがなく、早退が1度だけしかないというエピソードに裏打ちされていたんだと。自分の能力なんて何も見られていなかったんだと。研修医の就職時に歓迎してくれた先生達も、入局を決めた時に大喜びしてくれた教授も、当直先で有り難いと言ってくれる病院職員達も,みな都合のいい乾電池が手に入ったと小躍りしているだけだったのだ。
* 1つだけアドバイスするなら、当直が終わり朝6時に駅まで歩きながらこの話を聞いてはいけない。朝方から泣きながら歩いている気持ち悪い大人の一丁上がりになってしまう。客観的に見ると相当やばい。
* これを聞いて考えることは第243話で話されているように乾電池の立場を抜け出して文鎮になろうでもいいし、良い乾電池を演じきろうでもいい。人によっては大変な痛みを伴うが、学びの多い話だ。
* マジでトラウマになるので何度も聞いたりしてはいけない。これを書くために何度聞き,何度泣かされたことか。書きながらも泣いてる。

博士
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やさぱすさんが、トラウマレベルと評するコンテンツ。良い子は聞いちゃダメだぞ

じつは初期にブログ記事としても投稿されています。興味ある方はぜひご一読を。

労働者とは、すなわち乾電池である。 労働者はビジネスユニットを回すための乾電池 企業にとって、労働者とは電池にすぎない。基本的に企業では仕事というものが「ユニット...